収穫および乾燥・調製作業は、基本的には慣行栽培に準じて行いますが、以下の点に留意してください。
水稲の収穫後には、できるだけ早く秋耕(ロータリ耕)をおこなってください。秋耕には以下のようなメリットがあります。
冬~春期間にレンゲやヘアリーベッチ(図8-2)などのマメ科のカバークロップを播種することで、冬期の雑草の発生を抑制し、翌年の有機物(窒素)施用量を減らすことが可能になります。これらのカバークロップは、寒冷地ではおおむね10月上旬頃、温暖地では10月下旬頃までに播種する必要があります。播種後は浅めに覆土してローラーで鎮圧すると発芽が安定します。排水性が悪く、滞水するような圃場では発芽、生育が著しく劣るので、栽培しないでください。各草種の播種量やすきこみ時期については、種苗会社や普及センターにお問いあわせください。
<引用文献>
1)農研機構生研センター 2011. 熟練者のナレッジを導入したコンバイン清掃マニュアル作成手法. 農研機構研究成果情報、http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/brain/2010/brain10-12.html (Web文書、2014年1月29日参照)
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