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manual:similar

紛らわしい症状と区別のポイント

イネ黒すじ萎縮病

イネ黒すじ萎縮病 ヒメトビウンカにより媒介されるウイルス病で、株が萎縮する。

区別のポイントイネ黒すじ萎縮病による病害では、葉鞘を剥くと茎に「こぶ」が見られる。黒すじ萎縮病によるこぶの形成


イネ南方黒すじ萎縮病

イネ南方黒すじ萎縮病 2010年に我が国で初めて発生が確認された新しいウイルス病、株が萎縮する。セジロウンカにより媒介される。イネ黒すじ萎縮病と病徴が類似している。 福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、山口県、広島県で発生が確認されている。

区別のポイント

病徴はイネ黒すじ萎縮病に似ている。イネ黒すじ萎縮病と南方黒すじ萎縮の区別はPCR等の同定が必要である。


ニカメイガによる枯死

ニカメイガ ニカメイガ幼虫 茎が食害部から枯死するため,葉が全体的に褐変して丸まる。また,茎ごと容易に引き抜くことができ,下部に幼虫や食入孔,食害痕を確認できる(茨城県農業総合センター提供)。

区別のポイント

枯死した茎の外観はよく似ているが、穂を抜き取ると簡単に抜け、食害痕がみられる。食害痕


縞稲(病気ではない)

ニカメイガ 突然変異による葉の黄化症状。縞葉枯病よりも明瞭な縞模様である。また,こより状になることはない。

区別のポイント

黄緑色のスジが葉脈にそって明確に現れている。株全体に症状が見られることがあるが、周りの株には見られない。


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manual/similar.txt · 最終更新: 2017/12/08 (Fri) 10:00 by mokuda