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移植後に行う薬剤防除

ヒメトビウンカの防除が必要なのはイネの幼穂形成期までであるが、播種時または移植時に残効性の短い薬剤を使用した水田では、イネの幼穂形成期までの間に薬剤の効果が失われてしまうことがある。このようなケースでは、水田内で発生する幼虫(水田侵入世代の次世代幼虫)によるウイルス感染が水田内で広がる可能性があるので、必要に応じて本田内での薬剤散布を追加する。幼虫が孵化する時期にあわせて散布すると効果が高い。

ヒメトビウンカの防除に適した殺虫剤の種類や使用時期は地域によって異なるので、薬剤防除を計画する際はそれぞれの地域の病害虫防除所等が発信する情報を参考にする。


実証試験の結果(本田散布)

(茨城県筑西市、コシヒカリ、5月17日移植、7月2日に薬剤を本田散布)



実証試験の結果(箱薬剤+本田散布)

(茨城県筑西市、コシヒカリ、5月17日移植時に箱薬剤使用(薬剤AまたはC)、薬剤Aを処理した区では7月2日に薬剤Bを本田散布)

本田での防除に使える薬剤の一覧

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manual/field_control.txt · 最終更新: 2021/04/15 (Thu) 11:28 by takuyas