====== 共有フォルダ利用例:外部の方とファイルを共有する ======
農林水産研究情報総合センター(AFFRIT)が提供する、AFFRIT認証機能と連携した情報共有ツールは、安全で円滑な情報共有環境を提供します。多数の情報共有ツールの全体概要は、[[about:iss|情報共有系サービスの種類と特徴]]で説明しています。
ここでは[[:share|共有フォルダ機能]]の利用例として、大学の先生との情報共有環境を整える際の流れを示します。共有フォルダには、次のような特徴がある便利なファイル交換ツールです。
* メールで送れない大容量ファイルを交換可能
* Webブラウザだけで、双方向のアップロード・ダウンロード
* SSL暗号化された通信経路を用い、セキュリティの高い状態で情報共有
* AFFRIT外部の方に対してアクセス許可(読込み・書込み)を設定可能
AFFRIT外部の方とやり取りする場合、外部の方に、[[about:collab-users|外部利用者登録]]の手続きを行っていただく必要があります。
===== 共有フォルダ使用例の設定概要 =====
* 共有フォルダを設置する利用者の利用者アカウント:「norin」
* 共有相手(大学の先生)のメールアドレス:「sensei@example.ac.jp」
* この方とファイルを共有するため、共有フォルダ「sensei」を設置する((共有フォルダは複数設置することができ、それぞれ用途に応じたアクセス設定が可能です。))
* 共有フォルダ「sensei」に、共有相手が書込みできるようにアクセス許可を設定する
===== 1.共有フォルダ機能の利用開始 =====
既に共有フォルダの利用を開始している方は、2.からご覧ください。
==== 研究データ交換システムの利用申請 ====
以下の方法で、研究データ交換システムの利用を申請します。
- [[https://nss.sys.affrc.go.jp/|ネットワークサービスシステム]]
- システム利用申請 (左メニュー)
- 「研究データ交換システム」にチェックを入れて「申請」
サービスがご利用開始になるまでは平日申請で2時間〜最大半日程度かかる場合があります。
(週末に申請された場合は、翌週月曜日の作業となります。)
==== 共有フォルダ機能の開始 ====
以下の方法で、共有フォルダ機能の利用を開始します。
- [[https://nss.sys.affrc.go.jp/|ネットワークサービスシステム]]
- 研究データ交換システム (左メニュー)
- サービス利用設定 (左メニュー)
-「個人用共有フォルダ機能」を「利用する」に変更して「更新」
操作後、約 5 分ほどで個人用共有フォルダのベースディレクトリが作成されます。
共有フォルダのURLは、農林(norin)様の場合は、以下の通りとなります
https://user-share.sys.affrc.go.jp/norin/
となります。
===== 2.共有フォルダの作成 =====
以下の場所から、共有フォルダの作成を行います。
- [[https://nss.sys.affrc.go.jp/|ネットワークサービスシステム]]
- 研究データ交換システム (左メニュー)
- 共有フォルダ設定 (左メニュー)
- 「共有フォルダ一覧」で下記の操作を行う
a) 新共有フォルダ名に「sensei」と入力して「追加」ボタンを押します。
^ 旧共有フォルダ名 ^ --> ^ 新共有フォルダ名 ^ 削除 ^
| | --> | **sensei** | [追加] |
^ [設定変更] ^^^^
b) 行が追加されるので、「設定変更」ボタンを押します。
^ 旧共有フォルダ名 ^ --> ^ 新共有フォルダ名 ^ 削除 ^
| | --> | **sensei** | [削除] |
| | --> | | [追加] |
^ [設定変更] ^^^^
確認画面を経て設定変更後、約 10 分ほどで「sensei」という共有フォルダが作成されます。
https://user-share.sys.affrc.go.jp/norin/
を見ると、フォルダが作成されたかどうかがわかります。
===== 3.アクセス許可の設定変更 =====
上記 2. の操作が終わった段階では、「sensei」共有フォルダは、研究データ交換システムの所有者しか読込・書込できません。アクセス制限の設定を変更し、共同研究者の方がアクセスできるようにします。
以下の場所から、共有フォルダのアクセス許可設定を行います。
- ネットワークサービスシステム
- 研究データ交換システム (左メニュー)
- 共有フォルダ設定 (左メニュー)
- 「アクセス許可する利用者・グループの設定」で下記の操作を行う
a) 共有フォルダ名に「sensei」、対象に「sensei@example.ac.jp」、権限として「書込」を設定し、「追加」ボタンを押します。
^ フォルダ名 ^ 対象 ^^ 権限 ^ 削除 ^
| sensei | [ユーザID▽] | [sensei@example.ac.jp]| [書込み▽] | [追加] |
^ [設定変更] ^^^^^
b) 行が追加されるので、「設定変更」ボタンを押します。
^ フォルダ名 ^ 対象 ^^ 権限 ^ 削除 ^
| sensei | ユーザID | sensei@example.ac.jp | 書込み | [削除] |
| [* ] | [ユーザID▽] | | [読込み▽] | [追加] |
^ [設定変更] ^^^^^
確認画面を経て設定変更後、約 5 分ほどでアクセス制限の設定が完了します。大学の先生に「sensei」フォルダへの書込権限を設定できました。これで、大学の先生を迎える準備が完了しました。
===== 4.大学の先生を農林水産研究情報総合センターの「外部登録利用者」としてお誘いする =====
外部登録利用者とはメールアドレスを ID とする利用者であり、誰でも登録することができます。登録することにより、情報総合センターの Wiki や共有フォルダなどを利用できるようになります。
以下の方法で、外部登録利用者として招待します。
- [[https://nss.sys.affrc.go.jp/|ネットワークサービスシステム]]
- 外部登録利用者招待 (左メニュー)
- 相手の「氏名」「メールアドレス」「所属」および「案内メッセージ」を入力して招待メールを送信します(仮登録の状態となります)。
- 招待メールを受け取った相手の方が登録画面で「パスワード」を登録すると正式登録となります。
* 相手の先生には少しご面倒をお掛けするかもしれませんが、ここで登録していただかないと、共有フォルダ機能での情報共有はできません。
===== 5.ファイル共有の開始 =====
共有フォルダの利用は、利用者、共有相手ともに以下のURLでアクセスします。
https://user-share.sys.affrc.go.jp/norin/sensei/
ブラウザでファイルをダウンロード・アップロードできる機能を提供しているので、アクセス権限に応じて利用できます。
===== 参考 =====
* ブラウザでの共有フォルダの利用感は、[[https://ml-share.sys.affrc.go.jp/help/|「help」というメーリングリストの共有フォルダ]]にてお確かめ下さい。
* ブラウザでの利用方法は、[[share:browser|ヘルプ:AFFRIT共有フォルダ Webブラウザ画面]]をご覧ください。
===== 関連ページ =====
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