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防除適期

スクミリンゴガイの薬剤防除適期予測

スクミリンゴガイの薬剤防除には、メタアルデヒド剤やリン酸第二鉄剤などが利用できます。高い防除効果を得るためには本種の活動が活発になる17℃以上の水温時に処理する必要があり、処理時の水温が低すぎると防除に失敗する場合があります。一方で、本種は成長して硬くなったイネは食害できないため、イネが5葉期以上にまで生育が進んだ水田では防除を行う必要はありません。

スクミリンゴガイの薬剤防除時期の判定には、「スクミリンゴガイの薬剤防除適期判定システム」が利用できます。本システムでは、入力された位置情報と水稲移植日の情報から、1kmメッシュ農業気象データを用いて水田単位での水田水温予測と水稲生育予測を行い、移植から3週間の間で水田水温の予測値が3日連続で17.0℃以上となるときの最初の日を防除適期として表示します。スマートフォンやタブレットPC等にインストールされたウェブブラウザ上から利用でき、判定条件を登録することで、防除適期が近づくとメールやLINEで通知する機能も搭載しています。

農研機構は、システムの実証と改良を目的として2022年4月から本システムを試験運用しています。研究開発や実証に協力してくださる方、機能の試行を目的とする方に利用者IDを付与しますので、利用を希望する方は、こちらより利用申込みを行ってください。

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防除適期.txt · 最終更新: 2023/11/30 (Thu) 14:49 by takuyas