秋期の石灰窒素散布
秋期の石灰窒素散布:殺貝効果のある石灰窒素をほ場に散布し、貝密度を下げる
≪ポイント≫
収穫後、水温が17°C以上の時に3~4cm水を張り、1~4日放置して貝を活動状態にさせます。
石灰窒素20~30kg/10aを全面に散布後、3~4日湛水を保ち、貝を防除します。
田面水は水路に流さず、自然に落水するのを待ちます。
≪留意事項≫
防除に当たっては、石灰窒素の使用時期、使用方法、使用量、使用回数等を遵守してください。
石灰窒素は水中で分解してスクミリンゴガイに毒性を示す遊離シアナミドに変わるため、湛水状態を保つ必要があります。
魚毒性が高いため、漏水防止対策を行うとともに、田面水は水路に流さず、自然落水させてください。
活動していない貝には効果がなく水温15°C以下では殺貝効果が著しく劣ります。水温17°C以上での散布が効果的です。
石灰窒素20~30kg/10a施用は窒素4~6kg/10aに相当します。窒素成分を多く含むため次作の施肥量に注意してください。
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秋期の石灰窒素散布.txt · 最終更新: 2024/01/18 (Thu) 09:38 by takuyas