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kihon:5b

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kihon:5b [2020/02/12 (Wed) 16:28] – [(2)高能率水田用除草機] jutenkihon:5b [2021/07/28 (Wed) 07:33] (現在) – [5B 雑草の抑制技術(機械除草技術)] juten
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-===== 5B 雑草の抑制技術(機械除草技術) ====+===== 5B雑草の抑制技術(機械除草技術) ====
 ==== (1)高精度水田用除草機 ==== ==== (1)高精度水田用除草機 ====
 === 1)高精度水田用除草機の概要 === === 1)高精度水田用除草機の概要 ===
- 高精度水田用除草機は、乗用型多目的田植機の機体後部にPTOを介して接続可能な除草装置です(図5B-1)。本装置には、高速回転する横軸回転ロータで水稲の条間を除草し、水平左右に揺動するレーキで株間を除草する方式の除草機構(図5B-2)が採用されています。現在、乗用型多目的田植機および除草装置は、6条用と8条用が井関農機株式会社、株式会社クボタ、ヤンマー株式会社の3社より販売されています。除草時の作業速度は0.3~0.5 m/s(移植時のスピードの1/2~1/3)が標準的です。10アール当たりの作業時間は6条用が約30分、8条用が約20分で、省力的に除草作業ができることが特徴です。+ 高精度水田用除草機は、2001年に農研機構と民間企業との共同研究によって開発された機械で、乗用型多目的田植機の機体後部にPTOを介して接続可能な除草装置です(図5B-1)。本装置には、高速回転する横軸回転ロータで水稲の条間を除草し、水平左右に揺動するレーキで株間を除草する方式の除草機構(図5B-2)が採用されています。現在、乗用型多目的田植機および除草装置は、6条用と8条用が井関農機株式会社、株式会社クボタ、ヤンマー株式会社の3社より販売されています。除草時の作業速度は0.3~0.5 m/s(移植時のスピードの1/2~1/3)が標準的です。10アール当たりの作業時間は6条用が約30分、8条用が約20分で、省力的に除草作業ができることが特徴です。
  
 {{ :kihon:図5B-1.jpg?550 |}} {{ :kihon:図5B-1.jpg?550 |}}
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 ==== (2)高能率水田用除草機 ==== ==== (2)高能率水田用除草機 ====
 === 1)高能率水田用除草機の概要 === === 1)高能率水田用除草機の概要 ===
- 高能率水田用除草機は、2014年に農研機構とみのる産業株式会社などが共同で開発した3輪タイプの乗用型除草専用機で、現在は4条用、6条用及び8条用が市販されています(図5B-9)。本機は、3輪型乗用管理機の車体中央に除草部が搭載され、ベース車両からのPTOにより駆動します。車体の中央に除草部があることから、オペレーターが除草部や稲株を目視で確認しながら作業することが可能なため、高精度な除草作業が可能です。除草部は条間が駆動ロータ式、株間が揺動ツース(レーキ)式で(図5B-10)、揺動ツースは揺動速度を2段階に調整することができます。また、除草部の高さも細かな設定が可能です(:?:[[kikai-sousa:kounouritsu|除草機械操作・活用編>12.高能率水田用除草機]]>(2)を参照。作業速度は最大1.2m/s(歩行型の約4倍)です。オプションで車体後部にチェーン除草機(図5B-11)や米ぬか散布機(図5B-12)を取り付けることが可能です。本機を利用した除草作業と、チェーン除草、米ぬか散布を併用することによりさらに高い除草効果が得られます。+ 高能率水田用除草機は、2014年に農研機構とみのる産業株式会社などが共同で開発した3輪タイプの乗用型除草専用機で、現在は4条用、6条用及び8条用が市販されています(図5B-9)。本機は、3輪型乗用管理機の車体中央に除草部が搭載され、ベース車両からのPTOにより駆動します。車体の中央に除草部があることから、オペレーターが除草部や稲株を目視で確認しながら作業することが可能なため、高精度な除草作業が可能です。除草部は条間が駆動ロータ式、株間が揺動ツース(レーキ)式で(図5B-10)、揺動ツースは揺動速度を2段階に調整することができます。また、除草部の高さも細かな設定が可能です(:?:[[kikai-sousa:kounouritsu|除草機械操作・活用編>12.高能率水田用除草機]]>(2)を参照。作業速度は最大1.2m/s(歩行型の約4倍)です。オプションで車体後部にチェーン除草機(図5B-11)や米ぬか散布機(図5B-12)を取り付けることが可能です。本機を利用した除草作業と、深水管理やチェーン除草などを併用することによりさらに高い除草効果が得られます。
  
-{{ :kihon:図5B-9.jpg?550 |}}+{{ :kihon:図5B-9.jpg?650 |}}
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 === 3)除草作業 === === 3)除草作業 ===
  除草作業を行う際の圃場条件などは基本的に高精度水田用除草機と同様ですが、苗の活着状況や圃場条件に合わせた作業速度で作業することが必要となります。除草作業時の本機の詳細な設定などについては、(:?:[[kikai-sousa:kounouritsu|除草機械操作・活用編>12.高能率水田用除草機]]>を参照してください。  除草作業を行う際の圃場条件などは基本的に高精度水田用除草機と同様ですが、苗の活着状況や圃場条件に合わせた作業速度で作業することが必要となります。除草作業時の本機の詳細な設定などについては、(:?:[[kikai-sousa:kounouritsu|除草機械操作・活用編>12.高能率水田用除草機]]>を参照してください。
-  -高能率水田用除草機による除草効果を高めるためには、水稲が活着し雑草が2葉期を迎える前に1回目の除草作業を行うことが最も重要です。このため、1回目の除草作業は移植後7日以内に必ず行います。2回目は1回目の7~10日後、3回目は2回目の7~10日後に作業を行います。+  -高能率水田用除草機による除草効果を高めるためには、水稲が活着し雑草が2葉期を迎える前に1回目の除草作業を行うことが最も重要です。このため、__1回目の除草作業は苗の活着を確認した上で移植後7日以内に必ず行います。__2回目は1回目の7~10日後、3回目は2回目の7~10日後に作業を行います。
   -作業時の水深は3~5 cm程度が適当です。これよりも浅いと車輪への土壌の付着などにより欠株が増加する可能性があります。また、水深が深すぎると水の抵抗により、ロータやツースの田面への作用が弱まり、十分な除草効果が得られない場合があります。   -作業時の水深は3~5 cm程度が適当です。これよりも浅いと車輪への土壌の付着などにより欠株が増加する可能性があります。また、水深が深すぎると水の抵抗により、ロータやツースの田面への作用が弱まり、十分な除草効果が得られない場合があります。
-  -除草機は最速1.2m/sで作業を行うことが可能ですが、欠株や苗の損傷を起こさないために、特に1回目の除草では0.3~0.5m/s(歩くくらいの速度)で作業してください。一筆の中でも田面の高低や耕盤の起伏があるので、作業中も苗の状況などを確認しながら、こまめな調整を行ってください。前記の速度でも、10アール当たり約30分(6条タイプの場合)で作業することができます。+  -除草機は最速1.2m/sで作業を行うことが可能ですが、__欠株や苗の損傷を起こさないために、特に1回目の除草では0.3~0.5m/s(歩くくらいの速度)で作業してください。__一筆の中でも田面の高低や耕盤の起伏があるので、作業中も苗の状況などを確認しながら、こまめな調整を行ってください。前記の速度でも、10アール当たり約30分(6条タイプの場合)で作業することができます。
   -除草作業後は、速やかに深水に戻します。   -除草作業後は、速やかに深水に戻します。
   -機械除草では浅耕が基本ですが、高能率水田用除草機にチェーンを装着する場合、耕深は10 cm程度を確保します。これは、前年の稲株などの分解が不十分な場合、耕深が浅すぎると表層にたまった稲株等がチェーンに引っかかり、欠株発生の原因になるためです。   -機械除草では浅耕が基本ですが、高能率水田用除草機にチェーンを装着する場合、耕深は10 cm程度を確保します。これは、前年の稲株などの分解が不十分な場合、耕深が浅すぎると表層にたまった稲株等がチェーンに引っかかり、欠株発生の原因になるためです。
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   -条間の除草は主にロータで除草します。\\   -条間の除草は主にロータで除草します。\\
   -株間の除草機構は、各社で様々な仕様を市販しています。羽輪やレーキなどを採用しているものがあり、自分の圃場条件 (発生雑草など) に適したものを利用する必要があります。\\   -株間の除草機構は、各社で様々な仕様を市販しています。羽輪やレーキなどを採用しているものがあり、自分の圃場条件 (発生雑草など) に適したものを利用する必要があります。\\
-  -乗用型車両が水田内を走行することにより、除草装置が水流等で駆動して除草作業を行います。除草装置本体(ロータ等)の駆動には、エンジン等の動力は使用しません。このため、作業速度を速くしないと水流が起こらず、十分な除草効果が得られない場合があります。\\ +  -乗用型車両が水田内を走行することにより、除草装置が水流等で駆動して除草作業を行います。除草装置本体(ロータ等)の駆動には、エンジン等の動力は使用しない場合もあり。このような機械では、作業速度を速くしないと水流が起こらず、十分な除草効果が得られない場合があります。\\ 
-  -乗用型車両のミッドシップに除草装置を搭載するものは、除草作業を直視で確認しながら作業することが可能です。+  -乗用型車両の前部や中央部に除草装置を搭載するものは、除草作業を直視で確認しながら作業することが可能です。近年では、動力を利用して車体前部に独自の除草機構を有する乗用型除草機(オーレック社WEED MAN)も販売されています。
  
  2)歩行型水田用 (中耕) 除草機\\  2)歩行型水田用 (中耕) 除草機\\
kihon/5b.1581492515.txt.gz · 最終更新: by juten