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現在のイネ縞葉枯病の多発地域に共通する特徴として、大規模な麦作が行われていることが挙げられる。ムギ類はヒメトビウンカにとって極めて好適な餌資源であり、ムギ類の栽培が多い地域では媒介虫が増えやすいことが原因であると考えられる。しかし、米麦作地域において本病が必ず多発するということはなく、本病の多発生には、イネ品種、移植時期、作型、周辺環境、気象など、様々な要因が関与していると考えられる。
水田に飛来する前のヒメトビウンカはムギ類や雑草地等で生息しており、成虫になるとすぐに水田に飛来する。そのため、ムギ類等における成虫の発生時期と水田への飛来時期はほぼ一致する。水田に飛来する成虫の発生時期は、有効積算温度を計算することで高い精度で予測できる。一方、九州地方や山口県、島根県には海外からヒメトビウンカが飛来することがある。海外からのヒメトビウンカの飛来については、ヒメトビウンカ飛来予測システムによって高い精度で予測できる。
有効積算温度計算シミュレーション(JPP-net)登録が必要(有料)
ヒメトビウンカ飛来予測・解析の検索(JPP-Net)登録が必要(有料)
ヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫検定には簡易ELISA法が利用1)できる。この方法は、病害虫防除所等で古くから利用されているラテックス法と比較して、迅速、簡便、明瞭、かつ、低コストである。簡易ELISA法は、3時間で100〜200検体の保毒虫検定を1人で実施可能であり、現在は多くの検査機関で採用されている。
具体的な手順
イネ縞葉枯病ウイルスの簡易保毒虫検定法
保毒虫検定と同様に簡易ELISA法による方法が利用できる。また、RT-PCR法やRT-LAMP法でも確定診断が可能である。
具体的な手順
イネ縞葉枯病ウイルスの簡易保毒虫検定法
中央農業研究センターで随時配布を行っている。当機構の研究試料取扱規程に基づき、資料提供申し込みを申請して頂く。公的機関には無償で提供できる。
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