ユーザ用ツール

サイト用ツール


越冬

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
越冬 [2022/08/04 (Thu) 11:23] takuyas越冬 [2024/01/17 (Wed) 15:13] (現在) takuyas
行 1: 行 1:
 =====越冬===== =====越冬=====
-  -摂食活動は水温15~35°Cのときに行い、14°C以下では活動を停止し休眠(越冬)します((Estebenet AL and Martín PR (2002) Biocell 26: 83-89.))。 +摂食は水温1535°Cのときに行い、14°C以下では活動を停止し休眠(越冬)します((Estebenet AL and Martín PR (2002) Biocell 26: 83-89.))。ほ場や用排水路中に潜って越冬しますが、約8割が地表から深さ6cm以内の場所ます((高橋仁康ら(2002) 農業機械学会誌 64(6): 76-81.))。越冬成功率は貝の大きさによって異なります。殻高1cm~2cm程度の未成熟貝は越冬率が高く、殻高1cm未満の貝は低温と乾燥に弱いこと、殻高3cm以上の貝は土にうまく潜ることができないことから越冬率が低くなります((Wada T and Matsukura K (2007) Malacologia 49: 383-392.))。寒さに弱く、越冬成功率は九州でも5〜10%で((大矢慎吾(1987) 日本応用動物昆虫学会誌 31: 206-212.))、2023年時点では茨城県より北では越冬できないと考えられます((Ito K (2002) Applied Entomology and Zoology 37: 655-661.))。秋になって気温が低下し水田が乾燥すると貝は体内にグリセロールを蓄積して耐寒性を高めることが知られています((Wada T and Matsukura K (2007) Malacologia 49: 383-392.))収穫後の水田の表面に稲わらが残っていると、温床効果で越冬率が高まる可能性があり注意が必要です。春になって水田に水が張られ、水温が15〜17℃になると活動を開始します。 
-  -ほ場や用排水路土中に潜って越冬し、越冬個体は約8割が地表から深さ6cm以内に分布します((高橋仁康ら(2002) 農業機械学会誌 64(6): 76-81.))。 + 
-  -寒さに弱く、越冬率は九州で5~10%((大矢慎吾(1987) 日本応用動物昆虫学会誌 31: 206-212.))。現時点では茨城県より北では越冬できないと考えられます((Ito K (2002) Applied Entomology and Zoology 37: 655-661.))。 +{{水路で越冬中の貝と死亡した貝.jpg?nolink&600|}}\\ 
-  -越冬成功率は貝の大きさによって異なります。殻高1cm~2cm程度の未成熟貝は越冬率が高く、一方で、殻高1cm未満の貝は低温と乾燥に弱いこと、殻高3cm以上の貝は土にうまく潜ることができないことから越冬率が低くなります((Wada T and Matsukura K (2007) Malacologia 49: 383-392.))。秋になって気温が低下し水田が乾燥すると貝は体内にグリセロールを蓄積して耐寒性を高めることが知られています((Wada T and Matsukura K (2007) Malacologia 49: 383-392.)) +水路で越冬中の貝(左)と越冬できずに死んだ貝(右) 
-  -収穫後の水田に稲わらが残っていると、温床効果で越冬率が高まる可能性がありす。 + 
-  -春になって気温が上昇し水田に水が張られると活動を開始します。+
  
 [[:start|目次に戻る]] [[:start|目次に戻る]]
越冬.1659579781.txt.gz · 最終更新: by takuyas