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スクミリンゴガイの防除支援マニュアル
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=====成長===== ====1 繁殖・産卵==== ふ化後、条件が良ければ、2ヶ月で成熟し繁殖できるようになります((Yoshida K et al. (2016) Journal of Molluscan Studies 82: 600-602.))。雄は殻高20mm、雌は25mm程度になると繁殖可能です((Estoy GF et al. (2002) Applied Entomology and Zoology 37: 199–205.))。雌成貝は年間20〜30回、条件が良ければ3〜4日に1度産卵します。年間産卵数は3000個以上になります((Tanaka K et al. (1999) Population Ecology 41: 253-262.))。産卵は4月〜10月ごろに行われ、5月下旬から9月上旬に多くなります。越冬した成貝は春に水温が上昇するとすぐに産卵します((Yoshida K et al. (2016) Journal of Molluscan Studies 82: 600-602.))。 ====2 ふ化・成長==== ふ化までの期間は、温度によって異なりますが、25°Cでおよそ2週間です。ふ化後、水中へ落下し、植物の軟らかい部位やウキクサなどを食べて成長します((Carlsson NOL et al. (2004) Ecology 85: 1575-1580.))(( Kwong KL et al. (2009) Biological Invasions 12: 1153-1164.))。淡水生の巻貝類の多くがコケや水底の沈殿物等を主食とするのに対し、本貝は植物そのものを摂食します((Carlsson NOL et al. (2004) Ecology 85: 1575-1580.))。基本的に水中にあるものしか食べませんが、イネの葉は水中に引き込んで食害します((Halwart M (1994) International Journal of Pest Management 40: 199-206.))。貝の成長は餌条件と貝密度に強く依存します。餌が多く貝密度が低いほど大型化し、1頭あたりの産卵数は貝密度が低いほど多くなります((Tanaka K et al. (1999) Population Ecology 41: 253-262.))。 {{摂食.jpg?nolink&400|}}\\ イネを水中に引き込んで摂食する様子 ====3 寿命==== 寿命は2〜3年です。多くの個体は2年目の産卵期を終えると寿命を迎えます((Yoshida et al. (2009) Applied Entomology and Zoology 44: 465-474.))。 [[:start|目次に戻る]]
成長.txt
· 最終更新: 2024/01/17 (Wed) 15:08 by
takuyas
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