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冬期の耕うん

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厳寒期前のロータリー耕うんによりスクミリンゴガイを物理的に破壊するとともに寒風にさらす

≪防除のポイント≫

  1. 破砕効果を高めるために、土壌水分が少なく田面が硬いときに耕うんする(高橋ら, 2002)。効果を高めるには、トラクターの走行速度を遅く、PTO 回転を速く(ロータリーの回転を速く)し、土壌を細かく砕くように耕うんする。
  2. 黒ボク水田土壌の場合、貝は大部分が土中深さ 6cm未満で越冬するため、耕うん深度は6cm 程度の浅起こしでも効果が高い(高橋ら, 2002)。なお、土壌の性質により、適切な 耕うん深度は異なり、深く耕うんすると地表表面にいる生貝をかえって地中に埋め込んで しまい、防除効果が低下する恐れもある(山下, 1993)ことから、地域において確認を行う ことが望ましい。
  3. 食害能力の高い大型の貝ほど破砕されやすく、平均殻高 20mm では一度の耕うんで約 7 割の貝を破砕できる(和田ら, 2004)。
  4. 厳寒期(1~2月)に実施することで、土中にいる貝を掘り起こし、寒風にさらすことで殺貝 効果を高めることが可能。

≪留意事項≫

  1. トラクターを移動させる際は、貝を別のほ場に持ち込むのを防ぐために、爪やアタッチメントもよく洗う。
  2. 複数回行うと効果が高まるが、小さい貝ほど破砕が困難であるため、移植以降の対策(浅水管理、農薬散布など)も実施する。

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冬期の耕うん.1643332007.txt.gz · 最終更新: by takuyas