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機械除草技術を中心とした水稲有機栽培技術マニュアル Ver.2021 (最終更新日=2021年7月)
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===== 7.その他の圃場管理法 ===== ==== (1)中干しと追肥 ==== -有機栽培では移植時期が遅く、移植後深水で管理することから目標茎数となる時期が遅くなります。このため、生育を強く抑制するような早い時期や長い期間の中干しは避けます。\\ -中干しは、茎数が十分に確保されていることを確認した後に開始し、小ひびが入る程度にとどめます。\\ -中干し終了後は間断かん水をします。\\ -追肥は施肥の項を参考に葉色が淡くなりはじめたら速効性の有機質肥料(菜種油粕、有機アグレットなど)を早めに散布して下さい。\\ ==== (2)枕地と畦畔の管理 ==== {{ :kihon:図7-1.jpg?280|}} -枕地は機械旋回時に耕深が深くなりやすいため、刈り取り後の耕耘は田が乾いた状態の時に行います。また、湿田では刈り取り後も圃場の排水や乾燥につとめ、好天が続いた後に作業するよう注意します。\\ -畦畔のイネ科雑草はカメムシ類の発生源となるので、雑草が出穂しないよう定期的に刈りとるようにします<sup>1),2)</sup>。なお、水稲の出穂期が近づいてからの草刈りはカメムシ類を水田に追い込むことになるので避けるようにします。\\ -草刈りの際、高く刈ることによってカメムシ類のエサとなっているイネ科雑草を主体に抑えることができ、カエルなど天敵の逃げ場所をつくることにもなります。また、高刈りは作業の安全性の向上も期待できます。\\ -大区画の圃場(例えば1 ha)では深水を続けると、土の畦畔は田面水によって浸食を受けることがあります。この場合はビニールシートや畦畔板の設置により畦を保護する必要があります(図7-1)。\\ <引用文献>\\ 1)岡垣栄洋ら 2012. 水田畦畔の植生管理の違いが斑点米カメムシおよび土着天敵の個体数に及ぼす影響.日本緑化工業学会誌38(1):8-31\\ 2)新潟県農業総合研究所 2003. 水田畦畔雑草の適期刈り取りによるアカヒゲホソミドリカスミカメの発生抑制法.[[http://www.ari.pref.niigata.jp/nourinsui/seika03/hukyu/01/030101.html]] (Web文書、2020年2月14日参照)\\
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· 最終更新: 2020/02/14 (Fri) 16:22 by
juten
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