ユーザ用ツール

サイト用ツール


email:special-folders

文書の過去の版を表示しています。


フォルダごとの特殊動作について

※内部利用者向けの情報です。

農林水産研究情報総合センター (AFFRIT) の電子メールシステムでは、利用者がメールソフトとWebメールを便利に併用できるよう、メールサーバ上のフォルダに対して特殊な動作を割り当てています。このページでは、フォルダごとの特殊動作について説明します。

特殊動作とは

特殊動作とは、AFFRITメールシステムにおいてフォルダごとに割り当てられる特殊な機能のことです。利用者のほとんどを占める「メールソフトでPOP受信方式を使用している利用者」の利便性を向上させ、以下のような快適なメール環境を提供するために導入されています。

  • 迷惑メールに悩まされることなく利用できるメール環境
  • メールソフトとWebメールを容易に併用できるメール環境

フォルダごとの特殊動作のまとめ

以下に、AFFRITメールシステムでのフォルダごとに割り当てられた特殊動作についてまとめます。ここで示されるすべてのフォルダ名は、Webメール上で確認した場合のフォルダ名です。各特殊動作の説明については、本ページ内の特殊動作の種類をご覧ください。

システムフォルダ (利用者から特殊動作を変更できないフォルダ)
フォルダ名 備考 POP受信除外 POP連動削除 強制自動削除
ホーム > 検索結果 除外
ホーム > 受信箱 :!: フォルダ直下のみ (※1) 6か月後
ホーム > 草稿 除外
ホーム > 未送信 除外
ホーム > 送信済み 除外
ホーム > ごみ箱 除外 3か月後
すべての検索フォルダ 青色のフォルダ 除外
通常フォルダ (利用者から特殊動作を変更できるフォルダ)
フォルダの種類 備考 POP受信除外 POP連動削除 強制自動削除
迷惑メールフォルダ (※2) 除外 3か月後
(利用者定義) POP受信除外フォルダ フォルダ名の先頭が「##」 除外
(利用者定義) POP連動削除フォルダ フォルダ名の末尾が「%%」(※3) 3か月後 (※3)
(利用者定義) 強制自動削除フォルダ フォルダ名の末尾が「##」 3か月後
上記以外のすべてのフォルダ 黄色のフォルダ
  • (※1) 「ホーム > 受信箱」フォルダだけは少し特殊で、POP連動削除の対象となるのがフォルダ直下のメールのみとなっています。例えば、「ホーム > 受信箱 > 子フォルダ」内のメールはPOP連動削除されません。
  • (※2) 迷惑メールフォルダとは、「ホーム」フォルダ直下にあり、フォルダ名が「迷惑メール」もしくは「Spam」で始まるフォルダです。標準では、「ホーム > 迷惑メール(Spam)」フォルダが設置されています。
  • (※3) フォルダ名の末尾を少し変えることで、POP連動削除されるまでの期間を利用者側で調整できます。%D% (1日間)、%W% (1週間)、%M% (1か月間)、%Q% (3か月間)、%H% (6か月間)、%Y% (1年間) を利用できます。

特殊動作の種類

特殊動作の種類としては、「POP受信除外」「POP連動削除」「強制自動削除」の3種類が用意されています。実際にこれらの特殊動作がどのように割り当てられているかは、本ページ内のフォルダごとの特殊動作のまとめをご覧ください。

以下に、それぞれの特殊動作について説明します。

POP受信除外

フォルダに「POP受信除外」の特殊動作を割り当てると、そのフォルダ内のメールをPOP受信の対象から除外することができます。

AFFRITメールシステムでは、基本的にサーバ上のすべてのメールがPOP受信の対象となっています。このため、Webメールなどを用いてサーバ上のフォルダに振り分けたメールでも、メールソフトでPOP受信できるようになっています。しかし、中にはPOP受信が不要なメールもありますので、そのようなメールを受信対象から除外できるようにするため、サーバ上のフォルダに対して割り当てることができる「POP受信除外」という特殊動作を設けています。

「POP受信除外」の特殊動作は、標準ではメールソフトでPOP受信する必要の無い「ごみ箱フォルダ」や「迷惑メールフォルダ」などに割り当てられています。利用者が独自に割り当てる場合は、フォルダ名の先頭に「##」を付加します。

利用者定義の「POP受信除外」フォルダの例:
  ホーム > 受信箱 > ##POP受信除外

より詳しくは、POPによるメールアクセスについてをご覧ください。

POP連動削除

AFFRITメールシステムでは、メールソフトで「サーバからPOP削除」してもすぐにはサーバ上から削除されないという、特殊な仕様を採用しています。

フォルダに「POP連動削除」の特殊動作を割り当てると、そのフォルダ内にあるメールのうち以下の条件をすべて満たすものを、夜間バッチ処理によってサーバから実際に削除することができます (削除までの期間は、利用者の設定により1日から1年間の間で段階的に指定できます)。

  • 2009年3月2日以降に届いたメールであること。
  • 既にメールソフト経由で「サーバからPOP削除」されたメールであること。
  • POP削除された日時を起点として、指定の期間が経過したメールであること。

AFFRITメールシステムでは、メールソフトでサーバからPOP削除されたメールに対して、内部的な「POP削除済みフラグ」を立てています。このPOP削除済みフラグが立っているメールはPOP受信通信の中でサーバからメールソフトに示される受信候補リストに含めない仕組みとなっているため、サーバからPOP削除されたメールは他のメールソフトからPOP受信できなくなります。しかし、実際にサーバ上から削除されるわけではないため、WebメールやIMAPからは引き続き閲覧することができます。

「POP連動削除」の特殊動作は、標準では「ホーム > 受信箱」フォルダに割り当てられています (ただしフォルダ直下のメールのみ・保持期間6か月)。利用者が独自に割り当てる場合は、POP削除されてからバッチ処理で削除されるまでの期間 (保持期間) に応じて、%% (3か月間)、%D% (1日間)、%W% (1週間)、%M% (1か月間)、%Q% (3か月間)、%H% (6か月間)、%Y% (1年間) のような文字列をフォルダ名の末尾に付加します。

利用者定義の「POP連動削除」フォルダの例:
  ホーム > 受信箱 > すぐにPOP連動削除%D%
  ホーム > 受信箱 > ゆっくりPOP連動削除%Y%

詳しくは、メールの自動削除について#POP連動削除フォルダをご覧ください。

強制自動削除

フォルダに「強制自動削除」の特殊動作を割り当てると、そのフォルダに移動されてから3か月間が経過したメールを、夜間バッチ処理によってサーバから実削除することができます。

「強制自動削除」の特殊動作は、標準では「ごみ箱フォルダ」と「迷惑メールフォルダ」に設定されています。利用者が独自に割り当てる場合は、フォルダ名の末尾に「##」を付加します。

利用者定義の「強制自動削除」フォルダの例:
  ホーム > 受信箱 > 強制自動削除##

詳しくは、メールの自動削除について#強制自動削除フォルダをご覧ください。

関連ページ

email/special-folders.1256911329.txt.gz · 最終更新: 2009/10/30 (Fri) 23:02 by kazmiya