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※内部利用者向けの情報です。
農林水産研究情報総合センター (AFFRIT) の電子メールシステムでは、利用者が迷惑メールの処理に手を煩わせることが無いよう、様々な対策を行っています。このページでは、農林水産研究情報総合センターの迷惑メール対策について説明します。
農林水産研究情報総合センターの迷惑メール対策は、「利用者が迷惑メールのことを気にせずに電子メールを利用できること」を目標としています。迷惑メール対策の結果として、利用者ごとに以下のような効果があります。
上記の効果が全く見られない場合は、何らかの理由により迷惑メール対策が無効となってしまっていることが考えられます。このような場合は迷惑メール対策に関する設定を初期化するを参考にして対処を行ってください。
農林水産研究情報総合センターでは、まず迷惑メール判定を行い、その判定結果に基づいて迷惑メールを特殊なフォルダに振り分けることで迷惑メール対策を実現しています。ここでは、迷惑メール対策が具体的にどのような仕組みで動作しているのかを説明します。
農林水産研究情報総合センターでは、2004年2月2日より、MAFFIN外部から届いたメールに対して迷惑メール判定を行っています。当初は迷惑メールの判定にSpamAssassinという迷惑メール判定ソフトウェアを利用していましたが、2008年中頃からはCisco社のIronPortという迷惑メール対策機器を利用しています。
農林水産研究情報総合センターでは、迷惑メールであると判定されたメールに、以下のようなメールヘッダを付加しています (正規メールにはメールヘッダを付加していません)。
X-MAFFIN-Spam-Flag: POSITIVE X-Spam-Flag: YES X-Spam-Level: ****************************** X-Spam-Status: Yes, score=30.0 required=10.0 tests=BAYES_99 autolearn=spam
X-MAFFIN-Spam-Flag: SUSPECTED X-Spam-Flag: YES X-Spam-Level: *************** X-Spam-Status: Yes, score=15.0 required=10.0 tests=BAYES_95 autolearn=no
これらのメールヘッダ (迷惑メール判定結果) は、以下のような場面で利用されます。
なお、利用者がメールソフトなどで農林水産研究情報総合センターの迷惑メール判定結果を利用する場合は、なるべく「X-Spam-Flag: YES」を利用するようにしてください。「X-Spam-Flag: YES」以外のメールヘッダは、今後廃止する可能性があります。
迷惑メール判定の間違いを完全に無くすことは、残念ながら不可能です。正規メールの誤判定は非常にまれに発生し、迷惑メールのすり抜けは迷惑メール全体の数%で発生します。もし迷惑メール判定に間違いがあった場合は、迷惑メール判定の間違いに対応するを参考にして対応してください。
農林水産研究情報総合センターでは、迷惑メールフォルダとして、特殊な動作が割り当てられたフォルダを設置しています。迷惑メールフォルダは、Webメールの「ホーム」フォルダ直下にある「迷惑メール(Spam)」フォルダです。
迷惑メールフォルダには、以下のような特殊動作が割り当てられています。
農林水産研究情報総合センターでは、迷惑メール判定と連携し、迷惑メールを自動的に迷惑メールフォルダに振り分けています。
特殊動作が割り当てられた迷惑メールフォルダへの自動振り分けにより、以下のような効果が得られます。
自動フォルダ振り分けは、「MAFFIN-Default-Rule」というフォルダ振り分けルールによって実現しています。このルールは以下のような条件・動作となっています。
このルールの詳しい内容および再設定については、フォルダ振り分けルールの再設定をご覧ください。
農林水産研究情報総合センターでは、上記のように利用者に直接関係するような対策の他にも迷惑メール対策を行っています。ここでは、それらの対策について説明します。
農林水産研究情報総合センターでは、迷惑メール判定と連携し、迷惑メールの自動転送、迷惑メールへの自動応答、迷惑メールの着信通知を制限しています。
農林水産研究情報総合センターのメールサーバからMAFFIN外部に送出される迷惑メールを制限することにより、農林水産研究情報総合センターのメールサーバの評価 (迷惑メールを送信しないサーバとしての評価) が高水準に保たれ、利用者の発信するメールが送付先組織のメールサーバに受け取ってもらいやすくなることを期待しています。
迷惑メールの自動転送などの制限は、配達時メールフィルタの「MAFFIN-Default-Rule」というフィルタルールによって実現しています。このルールの詳しい内容および再設定については、配達時メールフィルタルールの再設定をご覧ください。
2006年11月29日より、農林水産研究情報総合センターが管理している各メール用ドメイン (トップドメイン、各機関サブドメイン) にSPF (Sender Policy Framework) レコードを設定しています。これにより、各メール用ドメインを送信者とするメールについては送信ドメイン認証が利用できるため、メールアドレス詐称による被害の抑止がある程度期待できます。
もし農林水産研究情報総合センターの迷惑メール対策が不要な場合は、「MAFFIN-Default-Rule」フォルダ振り分けルールを編集して迷惑メールの振り分けを取りやめることによって、迷惑メール対策を無効化できます。ただ、できる限り無効化しないようにお願いします。
なお、迷惑メール判定についてはMAFFIN外部から届く全メールに対して一律で行っていますので、利用者ごとに判定を中止することはできません。
また、意図せず迷惑メール対策が無効になってしまった場合は、迷惑メール対策に関する設定を初期化するを参考にして再設定を行ってください。
近年、未知のウイルス付きのメールが、ウイルス検知をすり抜けて利用者に届いてしまうケースが多数確認されています。この問題に対して情報総合センターでは、スパム判定を利用して、利用者がウイルスの被害を受けるリスクを減らすための以下の対策を行っています。
なお、ウイルス付きのメールがウイルス検知、スパム判定をすり抜けて受信箱に届く恐れは十分にありますので、不審なメール、添付ファイルを開かないといった日常的なセキュリティ対策は怠らないようにご注意ください。
迷惑メール判定の結果が迷惑度・大または中であるメールに添付ファイルが存在した場合、以下の処理を行った上で配送します。
[WARNING: ATTACHMENT REMOVED(SPAM)]