====== ネットワークサービスシステム 2021年システム ====== ネットワークサービスシステムは、2022年2月28日から新システムの運用を開始しました。 \\ 新システムではセキュリティ強化等により機能追加・変更を行っています。主な変更点は以下のとおりです。 新システムについてのよくある質問は[[migrate_qa|こちら]]をご覧ください。 ===== 主な変更点 ===== - 新機能 * [[#1)ファイル共有システム|ファイル共有システムの導入]] \\ * [[#2)Gitリポジトリサービス|Gitリポジトリサービスの導入]] \\ * [[#3)チャット機能|チャット機能の導入]] \\ * [[#4)認証機能管理|認証機能管理の導入]] \\ \\ - 終了するサービス * [[#1)大容量ファイル転送システム|大容量ファイル転送システム]] \\ ===== 1.新機能 ===== ==== 1)ファイル共有システム ==== ファイル共有システムは、以下のような特徴を持つサービスです。 * ファイルの受け渡しをWebサーバを経由して受け渡す機能となります。Nextcloudというソフトウェアを採用しています。 * メールでは送信できないサイズの大きいファイルも共有することが可能です。 * 大容量ファイル転送システムでは2GBまでのファイルといった制限がございましたが、\\ 本システムでは**2GB以上のファイル**も受け渡しが可能です。(一度に5GB程度までアップロード可能です。) * 外部向けサーバと内部向けサーバの2種類があり、用途によって使い分けることができます。\\ そのため、外部の方と内部の方向けで共有する領域を分けて使用することができます。 * 外部向けサーバは、共有先の制限はないため、大学や企業など外部の方に対して共有できます。 * 共有したいファイルに対して、一時URLとパスワードを発行し、共有相手に伝え、ファイルをダウンロードしていただきます。\\ アップロードやパスワード等の通知はメールで届きます。 * ダウンロードURLへアクセスする際のパスワード設定、URLのメール通知、ダウンロード有効期限を設定することができます。 ==== 2)Gitリポジトリサービス ==== Gitリポジトリサービスは、以下のような特徴を持つサービスです。 * Gitとは、ファイルを管理するためのツールで、変更履歴を記録ているため遡ってファイルを確認することができます。 * ソフトウェアにはGitLabを採用しており、MAFFIN内に限定したサービスとなります。 * ユーザ/グループにそれぞれ名前空間が設定可能であり、それを利用した各種アクセス権限が設定可能です。 * ブラウザ上で、リポジトリ作成、ユーザ管理、コミット管理、ブランチ管理、フォーク、プルリクエストなどの処理が出来ます。 * プロジェクトのwiki作成や独自のプロジェクトサイトを構築することによって、プロジェクトのポータルサイトとしても利用することが出来ます。 * 各種期限の設定や管理が出来ます。 * Web上からプロジェクトが作成でき、公開範囲(プライベート/アカウント保有者/全公開)の設定が可能です。 * プロジェクトのファイルをhttps/sshを用いて、push/pullすることを可能とし、プロジェクト内のファイルについて、いつ誰がコミットし、どのブランチから派生したか管理することが出来ます。 * 更新されたファイルについて差分が分かり、コードに対してコメント(レビュー)することが出来ます。 * プロジェクト毎に更新管理、課題管理及び進捗管理が実施出来ます。 * 各ユーザのページに公開鍵を登録した場合は、公開鍵認証を利用することができます。 * 情報共有チャットサービスと連携させ、通知機能を利用することができます。 ^用語^説明^ |リポジトリ|Gitによって管理されているフォルダのこと。| |コミット|ファイルやフォルダの追加・変更をリポジトリに記録すること。| |ブランチ|プロジェクト内で同時並行に作業を進められる機能のこと\\ 複数人で作業を行う場合など、プロジェクト内で異なる作業を行う場合に使用する。| |フォーク|ユーザが管理するリポジトリのコピーのこと。| |プルリクエスト|作業を行っているブランチから、マージ(融合)したいブランチに対してマージを依頼する。| ==== 3)チャット機能 ==== チャット機能は、以下のような特徴を持つサービスです。 * AFFRITアカウントをお持ちの方全てに対し、チャットサービスを提供します。 * ソフトウェアにはMattermostを採用しており、MAFFIN内に限定したサービスとなります。 * txtファイルや画像ファイル(jpg、png)、動画ファイル(avi、mpgなど)を共有することが出来ます。 * ファイル共有はドラッグアンドドロップやファイル指定が可能となっています。 * グループを作成することが出来、登録されたメンバー間のチャットやファイル共有を行うことができます。 * 投稿する際に宛先を指定することで、特定の利用者へ通知(メンション)を送ることが出来ます。 * 通知(メンション)やダイレクトメッセージに対してメール通知を行うことが出来ます。 * 履歴管理型ファイル共有サービスのGitLabと連携することが出来ます。 ==== 4)認証機能管理 ==== * ファイル共有システム、Gitリポジトリサービス、チャットサービスをご利用時に2段階認証が必要となります。 * Keycloakというシステムを利用しています。 * AFFRITアカウントにてログイン後、2要素認証端末に表示されたワンタイムパスワードを用いることでログインすることが出来ます。\\ ※初回時に2要素認証端末の登録設定を実施いただく必要がございます。 === 2要素認証端末の設定方法 === - 2 要素認証端末として登録するスマートフォン、タブレットをご用意ください。\\ ※ガラパゴス携帯、WindowsOSのタブレットでは2要素認証のアプリをご利用いただけませんので、予めご了承ください。 - Androidをお使いの方は、Google Playから、iOS,iPadOSをお使いの方はApp Storeより\\ 「**FreeOTP**」、「**Google Authenticator**」のいずれかを検索していただき、インストールしてください。 - インストールした「FreeOTP」または「Google Authenticator」を起動し、QR コードを読み取ります。\\ QR コードを読み取ると、アプリ上に**6桁のワンタイムコード**が表示されます。※有効時間は30秒間です。 == FreeOTPの操作手順 == * アプリ起動後、右上のQRコードのマークをタップし、QR コードを読み取ります。\\ {{ :FreeOTP_operation.png?200 |}} == Google Authenticatorの操作手順 == * 起動後、「開始」ボタンをタップし、「QRコードをスキャン」をタップした後、QRコードを読み取ります。\\ {{ :Google Authenticator_operation.png?400 |}} == ワンタイムコードの表示 == * 前述の通り、QRコードを読み取ると6桁のワンタイムコードが表示されます。\\ (左)表示直後は青く表示され、 (右)残り3秒前になると赤く表示されます。 * 有効時間が切れても新しいパスコードが再表示されますので、QRコードを再度読み込む必要はございません。\\ * パスコードがお手持ちのスマホに表示されている間、PCの2要素認証画面に同じものを入力していただければ認証を通ることができます。\\ * 入力中に30秒が過ぎてしまった場合は、再度表示された新しいパスコードをご入力ください。 {{ :Google Authenticator_operation01.png?400 |}} ===== 2.終了したサービス ===== ==== 1)大容量ファイル転送システム ==== 農林⽔産研究情報総合センターシステムのリニューアルにともない、「大容量ファイル転送システム」は2022年2月25日を以てサービスを終了しました。 サイズの大きいファイルを相手に共有する場合は、ファイル共有システムやAFFRIT共有フォルダ(ML附属、研究データ交換システム附属)をご使用ください。 ===== 3.その他 ===== [[migrate_2012|2012年システム(旧システム)の主な変更点]]\\ [[migrate_2016|2016年システム(旧システム)の主な変更点]]\\ [[nextcloud|ファイル共有システム(Nextcloud)]]