地区内での発生が一部の圃場だけに限られる場合には、貝を周辺のほ場に広げないことが重要です。貝は水路を介してある程度は自然に拡散しますが、近年の分布拡大の原因として、農機具に付着した土を介した移動が指摘されています。発生圃場の土にはスクミリンゴガイが混入している可能性があります。ひとつの農機具を広域で使用する場合には、未発生のほ場から先に作業をすることや、発生圃場での作業後はその場で農機具についた土を洗い流すなど、発生圃場の土を未発生圃場に持ち込まない工夫が必要です。

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