環境耐性

低温耐性はそれほど高くはなく、0°Cで20~25日、–3°Cで3日、–6°Cで24時間以内に死にます1)。日本の一般的な水田での本種の越冬率は九州でも10%未満です。一方、原産地でも季節的に干上がるような場所で生息しているため、乾燥に強い特徴があります。水が少なくなると蓋を閉じて殻の中の乾燥を防ぐことで、半年以上水がなくても生存できます2)

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1)
大矢慎吾(1987) 日本応用動物昆虫学会誌 31: 206-212.
2)
Yusa Y et al. (2006a) Applied Entomology and Zoology 41: 627-632.